2016年9月の漢字暦の字は「ひたす」の訓のある字。(引用は平凡社の漢字暦) まず、甲骨文字・金文の字形を見ておき、 内容は随時追加します・・
漢字検定1級配当の字は、水の部が一番多いようだ。(さんずいなど) 8月は洗うという字で、これも水であったが、今度もそれ・・‥数えたところ、1級配当は137字、準1級が52字、その他103字で、漢検辞書には298字もあった。
全体としては木の部がもう少し多い(307字)ようだが、そちらの1級配当は数えたところ113字であった。あと、草冠も多そうだが、これも134字で、全体では251字であった。ただ今、アナログで、部首番付ノート作成中(笑)
更新日 2016年12月4日(日)
==以下引用===========
「滝」のもとの字は瀧につくり、声符は龍(りょう)。
〔説文解字〕十一上に、「雨瀧瀧(ろうろう)たるなり」とあり、雨の降るさまとするが、急流の水、
「はやせ(川の流れの浅くて早いところ)」とする説がある。
国語では「たき」の意味に用いる。
==以下引用===========
「寖(しん)」の声符は浸(しん)。
浸・ と同じ字。
は〔説文解字〕十一上に川
の名としており、
しみこむの意には浸・寖を用いる。
※浸(のさんずい以外の部分)帚(ほうき)に酒を注いで聖所を清める意であるから、
・寖を正字とすべく、浸はその一般化した字形であろう。
==以下引用===========
「渥(あく)」の声符は屋(おく)。
屋は中に巻き込む、閉ざす意があり、
渥は深く水中に十分ひたすことをいう。
指を折り曲げて強く持つことを握(にぎる)という。
ここ、最後は手偏の解説になっている?
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「漸」(ぜん)の声符は斬(ざん)。
斬は車をつくるのに順序・次第があることから、
水につかって次第に濡れることを漸といい、「ひたす、ぬれる、ぬれひろがる、すすむ」の意味となる。
==以下引用===========
「淹(えん)」の声符は奄(えん)。
〔説文解字〕十一上に川の名とする。
奄に掩(おお)う意があり、久しく水に掩われることをいう。
中国において川の名を「漢字一字で」表しているということも、さんずいの文字が多くなった理由の一つだろうか。
たとえば江・渭
・・だが。
http://kakijun.jp/main/kensakuyomi.html
==以下引用====
浸 ひた(す) 涵 ひた(す) 淹 ひた(す) 溲 ひた(す)