2016年10月の字は「うたう」の訓のある字。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) まず、甲骨文字・金部の字形を見ておき、 内容は随時追加します
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更新日 2016年12月26日(月)
==以下引用===========
「謳(おう)」の声符は區(区)。
[説文解字]三上に「齊のうたなり」とするが、
すべて抑揚のある徒歌(楽器の伴奏のない歌)をいう。
區は匸(けい)(秘匿のあるところ)に品(多くの さい、すなわち祝詞を入れる器)を置く形。
匸中で祝禱を行う意で、その祈る声を謳という。
==以下引用===========
「唱」の声符は昌。
昌は日(星の形)を2つ重ねた形で、星が明るいの意味となる。
星が明るいの意味から、盛んの意味となり、盛んな歌声を唱という。
==以下引用===========
「吟」の声符は今。
今は壺形の器に栓のついている蓋をする形で、口を狭めて静かに声を出すことを吟という。
吟は詩を「うたう」という意味に使うことが多く、詩歌をうたうことを吟詠と言う。
==以下引用===========
「呻」の声符は申。
[説文解字]二上に「吟なり」、
また吟字条に「呻なり」とあって互調。
申に「舒伸(じょしん)」の意があり、
声を引いて長く呻吟することをいう。
==以下引用===========
(よう)は肉と言とを組み合わせた形。
肉を供えて呪詛的に祈ることを言う。
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[説文解字]三上に「徒歌なり」とあり、
楽器の伴奏のない歌の意とするが、呪詛的な祈りに自(おのずか)ら よくようがあるもの、いわゆるわざうたである。
http://kakijun.jp/main/kensakuyomi.html
==以下引用====
呕
うた(う)
咏
うた(う)
哥
うた(う)
哦
うた(う)
嘔
うた(う)
歌
うた(う)
謡
うた(う)
謌
うた(う)
謠
うた(う)
謳
うた(う)
吟
うた(う)[常用外]
唱
うた(う)[常用外]
詠
うた(う)[常用外]