象徴と記号 文字

我々は
高度な象徴性を帯びた
{

記号(サイン)

図像(イメージ)

観念(アイディア)

} の中に
生きている
(ミランダ・プルースト「サイン・シンボル事典」より)

記号(文字)について

白川静は、 言葉の古さを数十万年といい
文字の歴史を「きわめて新しい」という。
(著作集第1巻 平凡社 1999年12月刊)
紀元前31世紀の
古代オリエントの古代象形文字、
エジプトの神聖文字ヒエログラフ、
シュメールの楔形文字・・これらは死せる文字で、
「文字はその文化の敗北によって滅びる」
そのなかで、 「漢字の成立は紀元前14世紀で、
ただひとつ不死鳥の如く残っている象形文字」
・・という。

文字とはなんだろうか・・・・・・・
はおそらく文身(いれずみ)
( おそらく死体を聖化する儀式としてのもの)
は家の廟の中に子の立つ形
はタの部分が肉の省略形で口は祝詞を入れる器
祝詞を奏上して名を告げる=加入式
産・・・(上の部分は文)額に墨で書く
文字とは何より厳粛な儀式に使われた。

平凡社の「常用字解」という便利な小事典が2003年12月に出たのですが、
この字典の表紙にも、口の字がでています。
白川静さんが最も言いたいことは、
この口の字こそ祝詞を入れた容器なのだということ。
この「常用字解」簡便で面白いです。
ちょっと解説すると、
要するに1899年に甲骨文字(=漢字成立期の資料)が発見され、
また、その後、殷の金文も発見され
( そのあたりがわかる本)
文字の発見が歴史をゆるがす―20世紀中国出土文字資料の証言』 福田 哲之 (著)

それまでの秦代の篆文が資料であった「説文字解」、
いや「説文解字」という紀元100年以来の聖典が
誤っていることが多いのがわかったのですね。
そこで、白川静さんの「字解」や「字統」の登場です。
また、白川静さんは、漢字とは、
その時代の社会的儀礼、加入儀礼の実際に即して生まれたものだ、という見解です。

「サイン・シンボル事典「での解説では
神聖文字ヒエログリフは・・

紀元前3000年以上前
象形文字
=ピクトグラム(規格化された象徴記号の体系)

⇒+言葉の発音を示す記号導入で

ヒッタイトのイデオグラム(表意文字)
  =象形文字をより抽象化したもの


楔形文字=象形文字から発展したもの 
    3000年間以上使用
シュメールの粘土小片の象徴記号(シンボル)
   農耕や商業に関するもの1500解読

(1)象形文字=
多くは動植物・花の様式化された絵と
フォノグラフ(表音文字)の組み合わせ
である。
(2)上下左右どこからでも読めるものであり、
動物や人物の表現によって読む方向がわかる
(顔が右向きなら、文書は右から左に読む)
フクロウは文章の流れを示し
幸運の目は(ホルスの目 ワジェット・アイ)
呪術的な力をもち
書記ははよく書物にこの目を書き入れた

ヒエログリフHieroglyphics

English Egyptologist, Sir Alan Gardiner,
compiled a list of 700 seperate signs
used in Ancient Egyptian hieroglyphs.
His book "Egyptian Grammar",and this list has become
the standard in Egyptology.
Both are an absolute "must" for
any serious study of ancient Egyptian writing.
アラン・ガーディナー(*1)が
古代エジプトのヒエログリフ(*2)を使った
700のサインを編集した。
彼の著書の「エジプト文法」とリストは
エジプト学のスタンダードになった。
WEB検索

「サイン・シンボル事典」のタカラガイの項・・

多くの古代文化において、
これらの小さな貝は貨幣して用いられた。
中国では貝の形のデザインは文字体系の中で
お金の象徴となった
⇒象形文字 漢字  かい(貝扁)へん・・

※アルファベットは、 まずエジプトの象形文字があり
フェニキア人が紀元前11世紀頃それを手本に
子音だけを表す文字体系アルファベットを作り

ギリシア人が母音を加え
ローマ人がラテンアルファベットを発明した。
(「?」や「!」などの記号も)

……というまとめでいいかな?


フェニキアに関するWEBサイト↓、なんと1000ページという……
http://phoenicia.org/index.shtml(英語)

フェストス円盤文字Phaistos Disk(クレタ島)
http://p-shock.com/menuhtml/c_03-12-exl-01.htm



象徴と記号 文字

(first updated 2004/10/25)

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