neko_atama_byM's Archive
別解「漢字ははるか昔に中国から伝わった文字」(日本語)
単体字・・絵文字(象形)、図式(指事)
絵・図式に由来する単体字の他、
複数の部分からなる合体字がある
文字は、当初ピクトグラム(絵文字)から発達した象形文字であった(という仮説が有力)
漢字の三要素は形・音・義である
漢字は表意文字(英: ideogram)と呼ばず、表語文字(英: logogram)といった方がより正しい。 「義と音を表すものである」
本来、一字が一義を表すことだけを重視して表意文字としてきたのであるが、これは古代中国語の一音節が一つの意味を表す孤立語的な言語構造に由来するのであって、正確には音と意味両者を表記する表語文字である。つまり、1字が1語を表しているのである。このような漢字の特徴から伝統的な文字学では漢字を形・音・義の三要素によって分析してきた。
アラビア数字のように、言語の発音との結び付きが弱いと考えられる文字を表意文字と呼ぶ。
伝統的によく用いられる文字体系の分類に、
表音文字(英: phonogram)と表意文字に大別されていた。
( たとえば、ソシュールフェルディナン・ド 『一般言語学講義』 小林英夫訳、岩波書店、1972年)
「光村の国語 広がる漢字の世界 1」2012年刊の児童書 p5
阿辻哲次監修
表意文字・表音文字という分け方に慣れてきたので、今はこうだという話には驚いた。阿辻哲次さんの『漢字と日本人の暮らし 』(2010年3月刊)でも、なお、「表意文字と表音文字」という小見出しだし・・(p139)・・2012年刊の「光村の国語 広がる漢字の世界」でも、文字は、大きく「表意文字」と「表音文字]に分けられるとある。 ・・ 意と音は対になるけれど、語は対にはならないように考えられるが・・ 、両者を含むものとする、Wikipediaをみると これが漢字学の現在? (納得できていない点、それはさておき・・・おさらいを)
文字にはいうまでもなく形、音、義がある。
しかし 成立期の文字には、
その音を示すための方法は、あまり考慮されていない。
卜文金文を通じて、声符を持つ形声の字は数えるほどしかない。しかも形声字とみられるものは、木部や女部など、固有名詞的な表示関係のものに偏在していて、当時なお一般的な造字法でなかったことが知られる。
すなわち文字は、音を示すために作られたものでなく、ことばの意味を示すために生まれたのである。
形がある以上、一定の音で読まれたことは当然であるが、表音よりも表意を主とした。
文字成立の事情からいえば、
まず単体の象形文字が成立して、
その声と義とが字形に固定的に含めれらたのち、
その字が声符として形声文字を作るという過程が考えられる。
もとより象形文字だけでは、ことばの全体を表現することが困難であるから、
形を以って示しがたい観念語や形式語には、象形字の音をそのまま音表記として借用する仮借の方法がとられた。
そういう方法の発見が、象形文字を絵文字と区別し、ことばの体系に対応する文字にまで高め、文字の成立を可能にしたといえよう
言語形態 | 孤立語 | 膠着語 | 屈折語 |
言語 | 中国語 チベット語 ベトナム語など |
日本語 モンゴル語 朝鮮語など |
ラテン語 ギリシア語 ドイツ語など |
分析的言語 (Analytic language) |
総合的言語 (Synthetic language) |
||
言語類型論言語形態3分類、アウグスト・シュライヒャーが提案
歴史言語学による系統上の分類は語族と呼ぶが、類型論的分類は類型と呼ぶ。
孤立語(英: isolating language)とは、、言語を形態論的な特徴から分類したときの類型の一つで、理想的には1語が1形態素に対応する、総合の指標が非常に低い言語のこと。
分析的言語(analytic language)の最も極端なタイプである。
時制や格・数などによって語の形が変わっていない
さまざまな文法範疇を語形変化ではなく文脈・語順や接置詞などの機能語によって表現
私が多少学んだ
フェルデナンド・ソシュール
(Ferdinand de Saussur)1857年11月26日 - 1913年2月22日
この2013年・・没後100年となったのである・・
という訳でおさらいが必要~~以下続く~~
『日本語漢字辞典』(新潮社日本語としての漢字を引く)
『学研新漢和大字典』普及版藤堂 明保、 加納 喜光 (著) (2005/5)[大型本]¥ 9,240
新明解 現代漢和辞典 影山 輝國 , 山田 俊雄, 戸川 芳郎 , 伊藤 文生 (著) 三省堂 (2011/10)¥ 2,940
新漢語林 第二版大修館書店; 第二版 (2011/1/29)鎌田正, 米山寅太郎 (著) ¥ 3,045
・・・・ちなみに、以上は買わないでおきます。(笑)・・
『字通』
白川 静 (著) 平凡社 (1996/10)[大型本]¥ 23,000字書三部作
(『字統』『字訓』『字通』)の掉尾を飾る一冊だが大きすぎる
白川静 『字統』=漢字研究の第一人者白川静博士の文字学
平凡社; 普及版 (2007/06)¥ 6,300 amazon 2010/9/7購入と出てきます
『角川大字源』 =1冊本漢和辞典の最高峰
尾崎 雄二郎 , 西岡 弘 , 山田 俊雄 , 都留 春雄 , 山田 勝美 (編集) 角川書店 (1991/11)[大型本]¥ 23,447
象形・指事・会意・形声。文字の造り方の四つの原則。漢字は表意文字ではなく、「表語文字」である。例えば、工・攻・扛・江・肛・空は、すべて「貫通」の意を持つ。古代神話、卜占の甲骨文字、謎の羌族、南方言語との関係などを探り、漢字誕生の背景となった文化を探究し、一五〇以上の漢字について、その起源と成立を図解。漢字と漢字文化をわかりやすく解説した漢字学入門書。
「漢字学の泰斗」藤堂明保、1915-1985 Wikipedia専門は音韻学「単語家族説」「気の原義」(はてなキーワード清の段玉裁の唱えた「右文説」(漢字の字源は旁[つくり]にあるとする説)を発展させ、字音の異同を重視する独自の研究を行う)さらにおまけ(学習用)
『漢検漢字辞典』(宇野精一監修2001年刊)筆順、四字熟語索引あり。
『漢字音符字典―埋もれていた漢字のつながり発見 』山本 康喬(アド・ポポロ 2007/09)
→新しい漢字学習法 漢字音符字典 山本 康喬(東京堂出版; 増補改訂版 (2012/10/25)
さらにおまけ(WEB)
絵文字:漢字をモティーフとした絵文字の製作
http://db.tamabi.ac.jp/MasterWorks/pdf/05dg095.pdf
三皇五帝 2852-2070 BC 782 夏 2070–1600 BC 470 商 1600–1029 BC (571年間) 西周 1029–771 BC 275 東周 / 东周 春秋 戰國 / 战国 770–256 BC 514 秦 221–206 BC (15年間) 西漢 / 西汉 206 or 202 BC–9 AD, 23-25 AD 215 新 (王) 9–23 AD 14 東漢 / 东汉(劉 / 刘) 25–220 195 三國 / 三国 (曹) (劉 / 刘)(孫 / 孙) 220–265 or 280 (45年間) ・・魏(初代皇帝:曹丕)、蜀(蜀漢)(初代皇帝:劉備)、呉(初代皇帝:孫権) 西晉 / 西晋 (司馬 / 司马) 265–317 52 東晉 / 东晋 ǎ (司馬 / 司马) 317–420 103 南北朝 386 or 420–589 169 隋 (楊 / 杨) 581–618 37 唐 (李) 618–907 289 五代十國 / 五代十国 907–960 53 南宋 (趙 / 赵) 1127–1279 152 遼 / 辽907 or 916–1125 209 金 1115–1234 119 西夏 1038–1227 189 元 1271–1368 97 明 (朱) 1368–1644 or 1662 276 清 ( ᠠᡳᠰᡳᠨ ᡤᡳᠣᡵᠣ}; 愛新覺羅 / 爱新觉罗) 1636 or 1644–1911 268
西暦 | 満州 | 中国 | 朝鮮 | 日本 | |
紀元前 30世紀以前 |
黄河文明 紀元前7,000年ごろ |
長江文明 紀元前14,000年ごろ |
縄文時代 約12,000年前 |
||
紀元前20世紀 | |
夏 紀元前2,000年ごろ? | 紀元前1,600年ごろ? |
||||
殷 |
|||||
紀元前10世紀
| |
西周 紀元前1,100年ごろ | 紀元前771年 |