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甲骨文字は殷代後期の遺物であるが、それ以前に漢字が使われていた可能性を示すものとして、陶文(とうぶん)がある。
中国の新石器時代に陶製の容器があるが、その側面や底面に漢字の原初形を想像させる符号のようなものがあり、紀元前5000年頃のものといわれる半坡遺跡などから発見されている。
これを陶文、または刻画(こくかく)符号と呼ぶ。
陶文を現在の漢字とを直接結びつけることは難しいが、年々出土報告があり、今までに約2,500件ほど報告され、その内、殷代前期から中期に相当する遺跡から見つかった陶文には甲骨文字と同形のものが含まれていることがある
立命館大学東洋文字文化研究所(入門講座 白川静の世界 1 文字
)
中華人民共和国山東省を中心に紀元前4100年頃から紀元前2600年頃にかけて存在した新石器時代後期の文化
山東大汶口陶文
http://www.ltsh.ilc.edu.tw/history/history1/newpage828.htm
古陶字彙 http://homepage1.nifty.com/ACITY/kotouji.html
半坡・・明らかに人工的に刻みつけれたマーク合計112点
大汶口・・
尊=中国古代の酒器
・・・「大汶口遺跡出上の陶器1,015点中,酒器が268点,なんと26.4%・・このことは穀物が当時人々の基本的な生活の需要を満たしたうえに, さらにいくらかの余剰がでてきたことを物語る。」
「おおよそこの時期に、社会生活・労働・交際の必要性から,思想と言葉を記録する書写符号(文字)も生まれ始めた.西安市半坡・臨潼県姜寨の仰韶文化,甘粛馬家窯文化,山東省莒陵陽河・諸城県前寨大汶口文化遺跡から出上した陶器の上には,刻みつけた符号と図形符号が数多く発見された。」
(※参照博物館百科事典「黄河文明」 )
中国の黄河中流全域に存在した新石器時代の文化である。仰韶文化の年代は紀元前5000年から紀元前3000年あたりである。
仰韶文化は彩陶で有名である。仰韶の職人は美しい白、赤、および黒の彩陶で人面、動物、および幾何学模様を作成した。後世の龍山文化と異なり、仰韶文化は土器の作成にろくろを使わなかった。発掘調査により、子供達が彩文土器のかめに埋葬されていたことが判明した。
半坡遺跡陝西省西安市灞橋区滻河東岸に位置する新石器時代の遺跡、仰 韶文化に属する典型的な母系氏族集落遺跡
中国で初めて発見された大規模旧石器時代の遺跡として注目され、1958年に博物館が建設されている。
また同遺跡からは半坡文字と呼ばれる文字に近い記号も発見されている。
高島敏夫の研究室 文字とは何か?──最古の文字とは?(2)
連続講義「甲骨文の誕生」http://d.hatena.ne.jp/mojidouji/20110507/
「このような文字を思わせる符号を残している良渚文化は洪水によって滅んでしまった
甲骨文は一挙に体系を具えて出現したと考えるほかはありません。」
『世界の文明 ヴィジュアル百科』のp153の東アジアの遺跡図に覚書を追記
(ミック・アストン、ティム・テイラー/著 大出 健/訳 原書房)(1999年刊)
オレンジ色=紀元前10000年以上前
黄緑色=紀元前10000~前3000年
薄紫色=前3000年~前1000年
文字の成立は龍山文化の末期かそれに続く
二里頭文化の初期と推定される
Petroglyphic Complexes of the Mongolian Altai
ユネスコの世界遺産登録2011年
http://whc.unesco.org/en/list/1382
108_DSC3407 by JohannesLundberg, on Flickr
分享 @悠悠幽兰 的图文日志《中国壁画1----史前岩画》 - 网易博客 http://sdqdzshj.popo.blog.163.com/blog/static/9190387200881224456831/
http://www.ce.cn/culture/worldheritage/201005/13/t20100513_21392275.shtml
中国文字博物館 http://www.eastculture.com.cn/Article/ShowArticle.asp?ArticleID=424