卓上型白川静漢字暦
今年のカレンダーは平凡社の 白川 静 漢字暦 2011 卓上版 にしました。かってあった普通月別の漢字カレンダーより使い勝手がすごく良さそうです。「字源は体系的に、字群によって証明されることを要する」(「字統の編集について」)
まず一週目は12月27日(月)から1月2日(日)ですが、甲骨文の口です・・最も大事な形ですね・・
更新日2011年1月1日(月)
「その祭りの記録が『歴史』となった」
補足(「常用字解」より)
会意文字:中と又(ゆう=右手)とを組み合わせた形。
中に二つの系統があり、
上下に吹流しをつけた旗竿の形と、木に(神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)を付けた形と。(「史」の場合は後者)
殷王朝では、祖先の王の霊を祀る祭りの名に用いた。
更新日2011年1月3日(日)
使・事
都の外にでかけて、山や川の神々を祀る外祭り(がいさい)には、(を大きな枝に付け、吹流しをつけて捧げた。
その字は、古くは「使(し)」とも「事(じ)」ともよまれた。祭りの使者を意味する字であったからである。
そのような重要な祭祀は「大事(だいじ)」と呼ばれ、また「王事(おうじ)」のようにもいう、いわゆる祭政一致である。
補足(「常用字解」より)
地方で山や川を祭るとき、王の使者がをつけた枝のある大きな木を捧げて出行した。「その木を持つ人を使(つかい)という。」(常用漢字p239)
更新日2011年1月10日(日)
更新日2011年1月19日(水)
更新日2011年1月24日(月)
2011年2月の漢字暦に続く