漢字暦

白川静漢字暦 (2014年)


ととのう

2014年11月の漢字

 


十二月の字は、「ととのう」

斉(齊)

==以下引用===========

「斉」の旧字は、「齊」で、髪の上に3本の簪笄(しんけい)を立てて並べた形。
祭祀に奉仕する時の婦人の神飾りで、髪飾りの整うことをいう字である

me
2014年12月の字は「ととのう」の訓のある字を6つ学びます。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・ 

更新日2015年01月07日(水)


 整

==以下引用===========

「整」の声符は 正。
敕(勅)(ちょく)は束薪(そくしん、柴の束)など、不整のものを打って整えるの意がある。
正には正すの意があり、正は音を示すだけででなく、正すの意味をも含んでいるので亦声(えきせい)という。
すべてのものを斉整(よくととのった状態)にすることをいう。  

 

調

 
 

==以下引用===========

 「調」の声府は周。
周に凋(ちょう)・琱(ちょう)の声がある
周は彫飾のある方形の盾の形。
その文様が一面に施されているので、稠密(ちゅうみつ)の意がある。 
〔説文解字〕三上に「龢(和)するなり」とあって調和の意とする。 

 

上に戻る

 

 

==以下引用===========

 

 「龢」の声符は禾(か)。
龠(やく)は三孔のある竹笛の形。
楽音のととのうことをいう。
禾はいねの形でもあるから、もと農耕に関し、その声に従うのは、農耕に関する儀礼に、龠(ふえ)を用いることがあるからであろう。  

 
 

 

==以下引用===========

「劦」は力を三つ合わせた形。
 甲骨文・金文の字形によると、力は耒(すき)の象形であり、劦は耒を合わせた形で、共同して農耕に従う意である。

 

 

==以下引用===========

「偕」の声符は皆。皆は比と曰(えつ)とに従い、祝禱(しゅくとう 曰)に対して神霊が並んで降(くだ)る意。
 これを人に及ぼして、偕という。

 

更新日2015年1月

上に戻る