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「斉」の旧字は、「齊」で、髪の上に3本の簪笄(しんけい)を立てて並べた形。
祭祀に奉仕する時の婦人の神飾りで、髪飾りの整うことをいう字である
2014年12月の字は「ととのう」の訓のある字を6つ学びます。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・
更新日2015年01月07日(水)
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「整」の声符は 正。
敕(勅)(ちょく)は束薪(そくしん、柴の束)など、不整のものを打って整えるの意がある。
正には正すの意があり、正は音を示すだけででなく、正すの意味をも含んでいるので亦声(えきせい)という。
すべてのものを斉整(よくととのった状態)にすることをいう。
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「調」の声府は周。
周に凋(ちょう)・琱(ちょう)の声がある
周は彫飾のある方形の盾の形。
その文様が一面に施されているので、稠密(ちゅうみつ)の意がある。
〔説文解字〕三上に「龢(和)するなり」とあって調和の意とする。
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「龢」の声符は禾(か)。
龠(やく)は三孔のある竹笛の形。
楽音のととのうことをいう。
禾はいねの形でもあるから、もと農耕に関し、その声に従うのは、農耕に関する儀礼に、龠(ふえ)を用いることがあるからであろう。
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「劦」は力を三つ合わせた形。
甲骨文・金文の字形によると、力は耒(すき)の象形であり、劦は耒を合わせた形で、共同して農耕に従う意である。
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「偕」の声符は皆。皆は比と曰(えつ)とに従い、祝禱(しゅくとう 曰)に対して神霊が並んで降(くだ)る意。
これを人に及ぼして、偕という。
更新日2015年1月