==以下引用===========
「侃」は人+口+彡(さん)。
口はサイで祝詞を収める器の形。
神に祈り感応して神気の降る意で、
彡はその神気をあらわす。神の喜侃することをいう。
/////人の左は水の流れる形・・これの解釈がないが、『字統』を見ると、篆文にはこの部分はないようだ。金文にはあるものもある。あるとするとさんずいがつく感じ・・・///
2014年6 月の字は「たのしむ」の訓のある字を5つ学びます。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・
更新日2014年6月4日(水)
==以下引用===========
女子の頭上に玉を加えて魂振りする意。
これにより心が安らぐので、宴安・宴楽の意となる。
==以下引用===========
「愉」のもとの字の声符は兪(ゆ)。
兪は舟(月)と余とを組み合わせた形。舟は盤の形。
余は取っ手のついた手術刀の形で、
この手術とで患部の膿血を刺して
盤中に移し取ることを兪といい、病気や傷が治る意。
病気や傷が治って心安らぐことを愉という。
==以下引用===========
「佚(いつ)」の声符は失(しつ)。
「失」は巫女(ふじょ)が祈ってエクスタシーの状態になる形。
そのような姿態でたのしむことをいう。
==以下引用===========
「呉」はそく※と口とに従う。
口はサイで、祝詞を収める器の形。
そくは人が頭を傾けて舞う形。
呉はサイを掲げて舞いながる祈る人の形で、それは神を楽しませ、願うことを実現しようとする行為であり、
「たのしむ」の意となる。
娯も娯(たの)しむとよむ字であるが、呉が娯のもとの字であるとみてよい。
※(そく)・・・矢の上の━の右半分を取った形
更新日2014年 6月4日(水)