2014年4月の字は「したしむ」の訓のある字を7つ学びます。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・
更新日2014年4月8日(火)
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「愛」は、後ろを省みて佇む人の形である※
(あい)の胸のあたりに心を加えた形。
立ち去ろうとして後ろに心が引かれる人の姿で、その心情を愛といい、「いつくしむ・したしむ」の意となる。
■2013年7月の「愛と書いて かなしいと読む」〔字訓〕こちら・・http://flora.karakusamon.com/2013f/ai.html
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「仁」は人と二とに従う。〔説文〕八上に「親しむなり」と親愛の義とする。
古い字形は人の腰の下に小さく二の形を加える。
二はおそらく衽席(じんせき=しきもの)の形であろう。
仁は人が敷物の上に座る形で、暖か、なごむの意となり、のち慈愛・和親の意となった。
儒家が人の最高の徳とするものである。
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「親」は辛+木+見、辛(針)をうって、木を選び、斧で切り出した木を新という。
その木で新しく神位・位牌を作り、
それを拝することを親という。
新しい位牌は父母のものであることが多いから、親は父母の意となる。
また新しい位牌を拝むのは親しい関係のものであるから、「みうち、したしい、したしむ」の意となる。
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「比」は二人相並ぶ形。
左向きは从(じゅう)で、從(従)のもとの形。
右向きは比で比親(親しむ)の意となる。
相並ぶ意より比較の意となり、
比類・比倫といいい、また相従う意となる。
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「友」は又(ゆう)と又とを組み合わせた形。
又は右手の形。
手を取り合って助けあうの意となり、
助けあう「とも、ともだち、なかま」の意に用いる。
また、ともとして「したしむ、まじわる」の意に用いる。
更新日2014年 4月8日(火)