漢字暦

白川静漢字暦 (2014年)


とおる

2014年9月の漢字

 


九月の字は、「とおる」

==以下引用===========

上下の通貫通する関係を表す 。
上行の字は草の初生の形で、「わずか」の意に用い、象形。  

下行の字は関係の表示であるから指示。

一字にして二形二義のあるものである。 

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2014年9月の字は「とおる」の訓のある字を5つ学びます。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・ 

更新日2014年9月6日(土)


徹の甲骨文字

==以下引用===========

「徹」の声符はて※(てつ)。)
※は古くは[鬲+又](てつ)をしるし、供薦(きょうせん)の器の鬲(れき)[= 頸(くび)の部分がくびれた鼎形(かなえがた)の器] を手[又(ゆう)]で並べる形。
鬲を陳列し終えることを徹という鬲を取り下げることを撤という

すべて並べ終わることであるから、貫徹、徹底のように「とおる、ゆきわたる」の意に用いる

※は徹の字形からぎょうにん遍を除いた部分 

達の甲骨文字
 

==以下引用===========

 「達」の声符は※(たつ)。
  

※は達の字形からしんにょうを除いた部分 

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洞の金文

==以下引用===========

 

 「洞」の声符は同(どう)。
  

 
 

==以下引用===========

室の入口の形。
大きな木を組んで入口にしたもので、
これに屋根の形を加えたものは、内である。 

 

更新日2014年9月

「一字にして二形二義」というのは驚きました・・それはともかく、もう少し丁寧に、訓を見た方がよさそうです。
朝日新聞でお見かけしないでもない笠原宏之氏の 『訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語 (光文社新書 352) 』を、以下「訓読み」目次読書へ

==漢字暦の訓の補足も以下続く~~===========


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