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「寽(リツ)」は爪と寸とに従う。
爪先や指でつまみとることをいう。
2014年10月の字は「とる」の訓のある字を7つ学びます。(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・
更新日2014年10月6日(月)
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「取」は耳と又(ゆう)(手)とに従う。
戦場で討ちとったものの左耳を切り取る意。
これを※(耳或)(かく、耳へんに或)といいその数によって戦功を定めた。
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「丮」(けき)は手にものを持つ形。
甲骨文の字形は両手で高く掲げ持つ形である
例えば揚の金文は※(よう)に作り、玉(ぎょく)を奉じて魂振り(たまふり)するかたち、
☆(祝) にも丮
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「采」の旧字は「※(爪の下に木)」で爪と木とに従う。
木の上に爪(指先)を加えて、木の実を采取する意。
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「盗」の旧字は※(せん)(「次」の字のにすいをさんずいにした字)と皿とに従う。
皿はおそらくもと血に作り、
血盟(いけにえの血をすすり合って近いを結ぶ)の盤。
それに※(せん 唾)してこれを汚し、無効とする行為をいう。
血盟に背く反逆者を盗といい、共同体のの盟約から逸脱するもので、〔左伝〕において盗と呼ばれている者は、みな亡命者であった。
孔子も、二度の亡命中は盗と同じ扱いを受けた。
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「奪」は大+隹(すい)+寸。
金文の字形は衣+隹+又(ゆう、手)で、衣の中の隹(とり)が逃げ出そうとするのを手でとらえようとしている形。
おそらく死者の衣から鳥形の霊が脱出するのを留める儀礼をいう字である。
更新日2014年10月