白川静漢字暦 (2020年)


まつり

七月の字は、「まつり」

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「祭、肜、史、事、禴」の5字の字解です。 (引用は平凡社の漢字暦他) ・・ 
今年度からは、一般により明快な『常用字解』を併用します。

更新日  2020年 8月13日(木)



金文


『常用字解』(白川静 平凡社 初版2003)のp221)
会意。

甲骨文

 

『常用字解』には当然ありません。

 事

甲骨文

『常用字解』(p256)
会意。サイ をつけた木を右手に高く捧げ、祖先の霊を祭ることをといい、大きな木の枝にサイをつけて地方に出て山川を祭ることを使という。その大きな木にさらに吹き流しをつけて山や河で国家的な祭祀(祭り)をすることをといい、「祭り」の意味となる。

『常用字解』(p244)
史・
使・の甲骨文字の形は、基本的には同じ形である。

篆文

 

『常用字解』p239
会意。 

金文

「禴」は常用漢字 ではないが、「約」

『常用字解』p618 
形声。音符は勺。勺に (やく・まつり)の音がある。

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