漢字暦

卓上型白川静漢字暦

  今年のカレンダーは平凡社の 白川 静 漢字暦 2011 卓上版
せっかくですので、この1年毎週、そこにある一字の漢字を見ています。
只今は4月。

字源は体系的に、字群によって証明されることを要する」(「字統の編集について」白川静)



2011年第17週

(以下引用)
「羽舞(うぶ)」が文舞(ぶんぶ)とされるのに対して、
「武舞(ぶんぶ)」は干戈(たてとほこ)を持って舞うものであった。
武舞には過去の武功を舞楽化したものが多いが、いくらか劇的な所作事を含むことがある。
それは 「戯(ぎ)(戲)」と呼ばれた。
「戯」は虎頭(ことう)を被ったものが 「豆(とう)」(腰掛の形)に腰をおろしており、 それに「戈(ほこ)」を加える形の字である。
敵を伐(う)ちとる一種の模擬儀礼である。

更新日2011年4 月17日(日)


すべてに時がある
笑う時
泣く時
弔う時
そして
踊る時

旧約聖書 「伝道の書」(コレヘトの言葉)



2011年第15週

(以下引用)
「夔(き)」は音楽の祖とされ、頭に飾りをつけ両手をかざし、一本足で舞う神の姿である
「書経」の「堯典」に
「き」が楽を奏して石を撃つ(う)ちならすと
それに合わせて
百獣がことごとく起(た)って舞ったという。

更新日2011年4 月4 日(月)


『角川大字源』を参照します。

『常用字解』を参照します



2011年第16週

(以下引用)
「舞(ぶ)」はもと雨乞いの祭りであった。
いまの「舞い」の下部は、両足を開いて舞う形。 上部は衣の袖に、羽飾りなどの呪物をつけて
両手を広げている形である。
それで雨乞いの舞いを「「羽舞(うぶ)」という。

更新日2011年4 月11日(月)


『角川大字源』を参照します。

『常用字解』を参照します


2011年第18週

(以下引用)
歌舞には、楽器がつきものである。「楽」の元の字は、「樂」。神楽舞(かぐらまい)の時、手に持つ鈴の形である。
音楽は人を楽しませるものであるから、 「樂(らく)」という音にかえて「楽しむ」という意に用いる。

更新日2011年4 月24日(日)


次週は

「子 (し)」は、殷では王子の身分称号であった。 ・・(つづく

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  1. 口(さい)
  2. 史(ふみ
  3. 使・事
  4. 尋・左・右
  5. 兄・祝
  6. 言・告
  7. 語・舎・害
  8. 闇・問
  9. 見・望
  10. 蠱・蔑

口(さい)(さい)

神に祈り誓うときの祝詞を入れた入れ物

落合淳思さんの「甲骨文字小字典 」 ( (筑摩選書)2011/02/16刊)なども 参照しながら、後ほどさらに追記します。



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