仏蘭西ローマン

20180618

ルーブル美術館 (古代ギリシアの文物)
ルーブル美術館 (古代エジプトの文物)

ルーブル美術館へ


ガルニエ宮(オペラ座)の西のファサードあたりに出て

Façade Ouest de l'Opéra Garnier (2014)
ペガサスと鷲


プランタンデパートを横目に


ヴァンドーム広場の記念碑(ヴァンドームコラム 円柱)をみて。
(復元修繕中?■https://www.tour.ne.jp/
後ろに写っているのは、5つ星ホテルのオテル・リッツ・パリ・・
ヘップバーンの「昼下りの情事」(Love in the Afternoon 1957)や「おしゃれ泥棒」(How to Steal a Millio 1966) (by William Wyler)が撮影されたというが・・?
それより、 ショパン(1810 - 1849)の終の棲家で(ヴァンドーム12)、ココ・シャネル(1883-1971)が35年居住した(ヴァンドーム15)とかいう。1泊13万~15万はちょっと気が引けますね。
向かいの観光客向け4つ星ホテルHotel Mansartは3万とのことだ・・。


クリックで拡大します、ローマのトラヤヌスの記念柱を模した記念柱で、芸術的価値はあまりないという!?
(「ナポレオン・ボナパルトはアウステルリッツの戦いでの勝利を記念し、パリのヴァンドーム広場に同じような螺旋状のレリーフを描いた記念柱を建設した。」)ふむふむ・・・


チェイルリー公園を歩いて行くと…
■■大鉢の色は■■こんなでしょうか。color:#30606B
スレートグリーン( slate green) ?そこにもっと灰色が入っている(グレイッシュ)ようだ。


ヴェルサイユのBOXの色(Photo 20180620) 。


本日は、カルーゼル凱旋門をくぐって歩いて行きます・・
どうしてここだけしか撮らなかったのかというと、円柱フェチだからとしか言えませんが、
凄く手の込んだ装飾に目が行くのでした。(下に全体像をwikipediaから)

Paris July 2011-28a

古代ギリシア(シュリー翼へ)


アイガイ遺跡(現代名ヴェルギナ:ギリシャ語でΒεργίνα 希臘北部)
Vergina (Macédoine) 


円柱の足元の説明
Vestiges architecturaux du palais royal de Vergina (Macédoine) Vers 350-300 abant J.-C.
Tuf (calcaire stuque autrefois peint)
Deux elements du grand ordre des piliers ioniques Ce type de pilier flanque de demi-colonnes ioniques,decore de volutes a demi-palmettes,est typique des innnovations architecturales qui voient le jour en Macédoine durant la seconde moitie du Ⅳ siecle avant J.-C.Ces piliers décoraient notammennt le vestibule d'entrée du palais.
Des fragments du petit ordre ionique qui décorait le premier étage du palais sont présentés dans la vitrine voisine. Fragment de chapiteau du granaordre dorique Des colonnes doriques décoraient la façade et la grande cour centrale du palais.

ヴェルギナ(マケドニア)の王宮の建築遺構
紀元前350年から300年頃 凝灰岩(漆喰石灰岩を一度塗ったもの)
イオニア式の柱の大オーダーの2つの要素
半パルメットの渦巻きで飾られたイオニア式の半柱に隣接するこのタイプの柱は、紀元前4世紀の後半にマケドニアで日の目を見る建築革新の典型です。
小さな宮殿の断片への入り口隣接する展示ケースには、宮殿の1階を飾ったイオンオーダーが展示されています。

ドーリア式の柱頭の断片
ドーリア式の柱が宮殿のファサードと広い中庭を飾りました
。建築様式(オーダー
ギリシャの古美術品ルーム10でした。
Elementsde Colonnes du palais royal de Verginia、Macédoine(Louvre) (wikimedia)に同様画像アリ 。

Fragments provenant de la salle du palais de Vergina (Louvre)
Fragments provenant de la salle du palais de Vergina (Louvre)
ヴェルギナ(マケドニアの首都、古代アイガイ)の宮殿の丸い部屋からの断片。
ヘレニズムまたはローマ時代(?)大理石。

Ancient Greek pottery ギリシア陶器


■(wikimedia)カテゴリ:ルーヴル美術館のギリシャの古美術品-ルーム9

[プーリアのloutrophoros(= "carry" "bathwater)は、2つのハンドルが付いた細長い首が特徴のギリシャの陶器の特徴的なタイプ。結婚や葬儀の際に水を保持するために使用された。紀元前340〜330年頃]


ギリシア陶器だが、 これらは私には珍しかった。(色・形)
Vases tarentins à figures rouges (Apulie,Italie du sud)
赤像のタレンタイン花瓶 (イタリア南部、プーリア)
3のもの・・ [いわゆる≪グナシア≫スタイルの花瓶」 Vases du style dit de <Gnathia>→wikipedia
古代都市Gnathia 紀元前370/360年頃にプーリアで始まり、
その頃に多色化の傾向が発達した赤像式のローカルバージョン]・・・という。

有名作品


Vases tarentins à figures rouges (Apulie,Italie du sud)
右 赤像のタレンタイン花瓶 (イタリア南部、プーリア) →ルーブル公式サイトのデータベースで
左は →ルーブル公式サイトで両面のデーテル5枚見られます。
funeral vaseで後ろの面にはリボンを結んだ墓碑が描かれているようだ。
※ リボンを結ぶ:墓碑

ルーブルは、エウフロニウス:Euphronios (B.C.535頃ーB.C.470頃)作の傑作赤絵式陶器をたくさん収蔵している。
公式サイトでは、アッティカの赤像式聖杯形クラテルなどが紹介されている。
ここに挙げているものより、洗練されたイメージの作品たちであるか‥。
それらは、私はヴァチカンやエトルリア博物館で見過ぎたかも・・。美術館ごとの収蔵のセンスの違い、それによるその文化自体へのイメージの違いを感じることもあるのだが・・どうだろう。
→次のページにもう少しあります。(レキュトスなど)

※ギリシアの陶器 赤像式については、こちらへ。
https://www.karakusamon.com/greece/attika_pottery_2.html
ギリシアの陶器 赤像式(『世界美術大辞典』から)

■ルーブル収蔵品目録 (wikimedia)

Man pilos Louvre MNE1330
Man wearing the pilos (conical hat). ピレウス帽(円錐形の帽子)をかぶった男
Tondo of an Apulian red-figure plate, third quarter of the 4th century BC.
Diam. 24.8 cm Department of Greek, Etruscan and Roman Antiquities,
Sully, 1st floor, room 35, case 6

「アスコスAskos with figurs」なるものに驚く


Canthare à décor polychrome 多色装飾が施されたカンタロス
カンタロス: 上に伸びた垂直な取っ手のある酒杯
Provenance:Canosa 出所 カノーザ
酒器というより、これも葬儀用の花瓶のようにみえる。
いろいろついている小像のうち右は、故人に同行する天馬?

Askos à figurines (Louvre B 491)
Askos à figurines (Louvre B 491)
Askos with figurs. Circa 310 - 290 BC.
From the hypogea Lagrasta I in Canosa di Puglia (Italy) .

Askos, vase polychrome en forme de tête féminine.(Fin du IVe début du IIIe siècle avant J.C.)
アスコス、女性の頭の形をした多色の花瓶(紀元前4世紀後半から3世紀初頭)
アスコスとは、普通は、こういうものをいうらしい⇂ レキュトスと同様葬具と分類されているようだ。
(■https://www.jstage.jst.go.jp//jcersj1950/64/_pdf) 橋本謙一、科学技術振興機構(JST)

Askos (CH 18185235)

■(wikimedia)ルーヴル美術館のギリシャの古美術品-ルーム9


Diadème(ティアラ) Skephos(スキュポス) Œnochoé(オイノコエ)
古代ギリシアの陶器の一種
 *女性の頭の形をした2つのオイノコエ。オイノコエは、ワインを注ぐためのギリシャの陶器の特徴的なタイプ。粘土。紀元前310年から290年頃。カノーザディプーリア(イタリア)のhypogea LagrastaIから。


なんですかこれは・・物件。アスコスは葬具というが・・

Terracotta - found Canosa di Puglia in Greek area,


Askos with figurs. Clay. Circa 310-290 BC. Canosa di Puglia (Italy).
Louvre Museum (Paris, France). CA 3241.


珍しく!?英語の説明が併記されていました。

From the 750s BC,the Greeks founded cities along the coastline of southern Italy in a terriitory they called "Greater Greece"―and in Sicily . When,in the 3rd century BC these rich Greek cities were progressively conquered bu Rome,they developed an oginal artistic production. On the contrary,the mountainous hinterland remained in the hands of indegenous populatons,more or less Hellenised.
紀元前750年代から、ギリシャ人は「大ギリシャ」と呼ばれる地域とシチリア島に南イタリアの海岸線に沿って都市を設立しました。 紀元前3世紀に、これらの豊かなギリシャの都市がローマで次第に征服されたとき、彼らはオリジナルの芸術作品を開発しました。 それどころか、山岳地帯の後背地は、多かれ少なかれヘレニズム化された先住民の手に残った。


Stèle funéraire de Phainipposファイニッポスの墓碑(Louvre、Ma 3118)wikipediaにもあり


Funerary stele(墓碑芸術)


この石碑の壺のレリーフに、うっすらと、別れの挨拶で手を握っている図像が見えました。


壺の上の部分は、ロゼッタ二つ、その上にアクロテリオン墓碑の上部の飾りとして

Phoenician funeral stele Louvre AO4834
Funerary stele, ca. 350–300 BC. Marble,
found in the grove of the Academy, Athens.


Funerary Stele of Phainippos at The Louvre, Paris


澤柳大五郎さんの『ヘゲソの鼻』を思い出しました・・

Room with funerary lion and steles (Louvre)
Room with funerary lion and steles (Louvre)

■ルーヴル美術館のギリシャの古美術品-ルーム8(wikimedia)

Musée du Louvre Darafsh (652)

黒像式アンフォラ black-figure pottery


Amphore panathenaique パンアテナイア祭のアンフォラ

A面 Athenna et inscripition mentionnannt L'archonte Kephisodoros
アテナとアルコンケフィソドロスに言及する碑文
B面 Hoplitodromie(course en armes)ホプリトドロミー(軍拡競争)
Provenance Bengazi (Cyrenaique) 来歴ベンガジ(キュレネ派)
https://www.karakusamon.com/greece/attika_pottery.html

ルーブルの収蔵品(古代ギリシア)

今回写真を整理していて、wikimediaのさらなる充実に驚いた。
ルーブルでは、迷子になっていることが多かった。(笑)
Sullyウィング、1階」「0階」?いや、[Ground floor] ?

ルーブル美術館20180618記録続きます・・
ルーブル美術館 見るべき作品、フロアマップ
カテゴリ:ルーヴル美術館-ギリシャの古美術品

フランス・ロ―マン

2018年6月15日~28日(記録篇)

(ミュージアム・聖堂 2018)
6/16 ルーブル美術館(古代オリエント)
6/17 建築・文化財博物館(シャイヨー宮) 
6/17 人類博物館、ルーブル美術館(ミロのビーナス)、オペラ座(外観)
6/18 ルーブル美術館(古代ギリシア 1)(古代エジプト1・3)(内部からの眺めなど)
6/19 ノートルダム大聖堂(パリ)、 セーヌ左岸から見たノートルダム寺院・パリ植物園、 パリ植物園(2)庭園、セーヌ右岸から見たノートルダム寺院、 パリの街歩き オベリスク
6/20 ヴェルサイユ宮殿・庭園  (2)(3) (BLOG)
6/21 (モナリザ、ニケ、イタリア絵画) ルーブル美術館 、 (2) 、(3)、 (4) 凱旋門
6/22 辻邦生旧宅、 リュクサンブール公園からモンパルナス墓地まで歩くサン・ドニ大聖堂
6/23 リュクサンブール公園 (自由の女神)・クリュニー中世美術館の前庭セーヌ川(アレクサンドル橋)・ ギュスタブ・モロー美術館
6/24  シャンティイ城へ(外部・庭園)シャンティイ城内(プチシャトー、図書室)、コンデ美術館のステンドグラスなどコンデ美術館の絵画・ロトンダ肖像画・礼拝堂 厩舎・帰り道(BLOG) (唐草wp)
6/25  ギメ東洋美術館セーヌ川沿い/オランジェリー美術館(モネ)・ チェイルリー公園ルーブル美術館(絵画)
6/26  モンマルトル、サクレ・クール寺院、モンソー公園オペラ座

「ヨーロッパの花散歩」(2018)