白川静漢字暦 (2021年)


言語

十月の字は、「言語」

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「言、話、語、誰、誤」の字解です。 (引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・

更新日  2021年10月17日(日)

 モノを言うのは、「口」であるように思えるが、そうでなく、全て、祝詞を収める器・・・サイ・・・であるというのが、白川静の発見であったのでした・・・・・


金文

サイという器の上に手を置くのである・・という。

篆文

サイという器を削る意匠で、
話とは、人を中傷するような言説を言うとある!

金文

==以下引用===========
言が立誓して、自己を主張する攻撃的な語であるのに対して、語は自己防御的な立場の語を言う。 

その意味は祝詞を収める器であるサイの上に木を交差して重ねた二重の蓋を置き、これを害する(サイを刺割する)ことから、祝祷の呪能を守る意であるからと・いう・・・

 篆文

 

隹(すい)は鳥占に用いる鳥
呪詛の有無を問う、加害者を問うという…
うむ・・


誤 

篆文

「呉」は巫女がサイを捧げて祈り踊る、エクスタシーの状態にあることをいうという‥
そのような状態で発する言には誇張が多く、それで誤りの意となる・・とある・・

以上、平凡社の2021年10月の漢字暦 より。このあたりは他の字書を多く参照したいと思う、後ほど。(20211017)





平凡社2020/10/5

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