「和、休、衰、歴、暦」の字解です。
(引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・
更新日 2021年7月19日(月)
金文
==以下引用==========
禾(か)は軍門にたてる標識の木出、左右に相対してたてる。それを両禾軍門という。
和平のことはその軍門の前で、盟誓して行なう。
はその盟誓の書を収める器の形。
金文
==以下引用===========
金文の字形は木に従うものでのでなく、禾に従う。
金文においては、休は休息の意ではなく、
すべて事功を賞し、褒賞を与えることをいう。
軍門に置いてその武功を表彰する意である。
これより休善・休寵・休烈の意となる。
休善、
休寵、
休烈
一般的に使われる言葉ではなさそう・・
甲骨文
==以下引用===========
禾禾に従う字は、すべて軍門における行為を示すものと考えてよい。
篆文
==以下引用==========
止は往来の意。
軍門においてその経歴するところの軍功を認証する意。
甲骨文
==以下引用===========
字は【説文解字】にいう日に従う形でなく、
曰(える)に従う。
以上、平凡社の2021年7月の漢字暦 より。