白川静漢字暦 (2021年)
世界で唯一生き残っている象形文字=漢字
平凡社で毎年発行の漢字暦で、今年も月一勉強を続けます。


天象

一月の字は、「天象」

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「月、星、雪、天、气」の字解です。 (引用は平凡社の漢字暦、また、白川静著作他) ・・
 きがまえ:https://kanji.jitenon.jp/

更新日  2021年1月4日(月)


篆文

==以下引用===========

月は三日月の意。中に小点を加えるのは、日と同じく月にも実体のあることを示す。

甲骨文

侔 


==以下引用========== 
甲骨文の字形は古文に近く、晶に生声を加えた字で、形声。
晶は列星の象。古くから星の信仰があり、卜辞には「鳥星に卯(ぼう)(祭名 肉を供する)せんか」という例が多くみえる。


甲骨文

==以下引用=========== 
甲骨文の字形は、雨の下に雪片の形をしるしたもので、その雪片は単独の字ではありえないから、字は全体象形とすべきであろう。
空から雪片が舞い落ちる形である。


甲骨文

==以下引用===========
甲骨文・金文の字形は人の巓頂(頭)を示す形で巓頂の意。
人の首を斬ることをさく天の刑といい(山海経、海外西経)に形天の神があり、首のない神像のことをしるしている。象徴の意に用いるのは、
祥との通用義であろう。
相似の意は、像・様の意である。
天の声は巓(てん)、それでまた天空の意となった。

金文

==以下引用===========
【説文解字】には乞(きつ)の字を収めていないが、 もと乞と同字である。
气はのち氣(気)に作る。
字は三層の雲の形の流れる形。

以上、平凡社の2021年1月の漢字暦 より。





平凡社2020/10/5

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