ゴッホの麦畑とロングフェローの詩 |
前ページでみたように麦畑の中の道の意味するものは、
葬送だということを初めて知りましたが、
絵の右余白に
同時代のアメリカの詩人
ヘンリー・ロングフェローの詩
「二月の午後」の引用があったということで
以下に見てみます。
Henry Wadsworth Longfellow
The day is ending,
The night is descending;
The marsh is frozen,
The river dead.
Through clouds like ashes
The red sun flashes
On village windows
That glimmer red.
The snow recommences;
The buried fences
Mark no longer
The road o'er the plain;
While through the meadows,
Like fearful shadows,
Slowly passes
A funeral train.
The bell is pealing,
And every feeling
Within me responds
To the dismal knell;
Shadows are trailing,
My heart is bewailing
And tolling within
Like a funeral bell.
草原の道ですね・・葬列や弔鐘・・私の心に影を落とす・・
ヘンリー・ロングフェロー
(1807〜1882)
Wikipedia 代表的詩集“A Psalm of Life”(人生讃歌)
言うな、そんな悲しい調子で
人生ははかない夢にすぎないなどと。
もの寂しげに過去をみるな、
それは二度と戻って来ないのだから。
抜け目なく現在を収めよ、それは汝だ。
影のような未来に向って進め、
怖れずに雄々しい勇気 をもって。(「ハイベリオン」)
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