イメージの博物誌7 平凡社刊 ジル・バース著 高橋巌訳(1978/1)
「螺旋は無限の象徴である。螺旋上の一回転は一つの完結であり、同時にまた新しい局面への出発点である。」
「一つの死であるとともにまた再生でもある。
人はこの永遠の中で、何度行き、何度死ぬのだろうか。あらゆる宗教、神話、伝説が螺旋を物語る」
Wikipediaライムンドゥルス・ルルス
Ramon Llull , Raymundus Lullus (1232年 – 1315年6月29日石打ち刑)
65+109図あり
表紙は上述、ライムンドゥルス・ルルスの『化学書』(p21第5図)
聖なる内部に入るために、渦巻のモティーフで飾られた障壁を通過することは、迷宮同様、西域へ至るための必要な道程であった。
_________________________ヘブライ人がベテル(神の宮)と呼んだ「奇妙な石の玉」はジェームズ・フレーザーによれば、「黒い丸型で魂が入っており、生きて空中を飛び、ささやき声で魔術師でなければ解けないような神言を語った」という。
_____________________太鼓____Or to put it another way, the stone at Bethel which was named House-of-God was also a god in itself, a manifestation of the god Bethel.それとも別の言い方をすれば、神の家と名付けられたベテルの石はまた神自身、ベセル神のしるしだった。
(エジプトのハトホルが、ホルスの家をあらわすと同様)
Wikipedia彫刻の石球は425ケ程知られているそうだ。
石にではなく、直接自分の体に彫り込むことによって、渦巻きが表現しているエネルギーの流れを高めコントロールする。
渦巻きは不滅減るうジル鍵でもあす。
マオリ族の伝説は死後恐ろしい魔女に遭遇した魂のことを詳しく物語っている。
その魔女は死者の入れ墨の渦巻きを貪り食うと、、
「生命の国マウラを通って、死の国ボウロまで行け」と命じる。
それだら、死者の眼に触って、その眼が「霊のヴィジョン」を見ることができるようにする。
しかし、もし入れ墨が見つからないと、彼女は代わりに眼球を食べてしまう。
だから魂は盲いて不滅の国を見出すことができなくなる。