ゴッホと本 Gogh and Books

http://www.vangoghmuseum.nl/
Vincent Van Gogh 美術館

開かれた聖書のある静物
Still Life with Open Bible

Vincent van Gogh
1885, Newnen, France,
Oil on canvas
66x 78 cm
Van Gogh Museum(Vincent Van Gogh Foundation), Amsterdam 所蔵

〔ゴッホ展図録NO1〕
絵の資料として展示されていた、父〔牧師〕の遺品の聖書の大きさには何より驚いた。
また、 黄色い本がある。
エミール・ゾラの『生の悦び（la joie de vivre)』という…
１８８４年初版
明治時代の日本にも大きな影響を与えた、フランス自然主義の作家である。
この本は、下の１８８８年の絵にも出てくる。

消えているろうそく…

It was exhibited as a picture of the material, above all I was surprised to relics Bible of the magnitude of the father [pastor]. In addition, there is a yellow book. Of Emile Zola called "raw joy (la joie de vivre)"; 1884 first edition... It had a major impact on Japan of the Meiji era. This book, comes out also in the picture of the 1888 under.
Candle has disappeared ...

http://www.vangoghmuseum.nl/en/collection/s0008V1962
Van Gogh Museum: Van Gogh's literary sources
Van Gogh Museum Journal 2003
Van Gogh Museum Journal 1995

http://www.atara.net/vangogh/still-lifes/open-bible.html
（実物はもう少し色が暗い？）

夾竹桃と本のある静物　Oleanders

Vincent van Gogh
1888, Arles, France,
Oil on canvas
54 x 65 cm
Metropolitan Museum of Art, New York 所蔵
Oleanders, 1888
Gift of Mr. and Mrs. John L. Loeb, 1962 (62.24)

Description(by Metropolitan Museum of Art)

＝＝以下引用＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
For Van Gogh, oleanders were joyous, life-affirming flowers that bloomed "riotously" and were "continually renewing"themselves. In this painting of August 1888, the flowers fill a majolica jug that the artist used for other Arles still lifes; they are symbolically juxtaposed to Emile Zola's "La Joie de Vivre," a novel that Van Gogh had earlier placed in contrast to an open bible in a Nuenen still life of 1885.

riotously： 　騒々しい、奔放な.
continually renewing：持続的に新しくする

石膏像のある静物
Stile Life with Pluster

Vincent van Gogh
1887, Paris, France,
Oil on canvas
55 x 46.5 cm
Metropolitan Museum of Art, New York 所蔵
Oleanders, 1888
Gift of Mr. and Mrs. John L. Loeb, 1962 (62.24)

パリの小説　
Study for 'Romance Parisiens'

Vincent van Gogh
1887-88,
Oil on canvas
53 x 65 cm

Van Gogh Museum(Vincent Van Gogh Foundation), Amsterdam 所蔵

玉葱と本のある静物

Vincent van Gogh
1889,
Oil on canvas 53 x 65 cm
The Kroller-Muller Museumクレラー＝ミュラー美術館所蔵

本が描かれたゴッホの他の絵

L'Arlesienne Madame Ginoux with Books.

November 1888.
Oil on canvas; 36 x 29 in. (91.4 x 73.7 cm)
The Metropolitan Museum of Art蔵, New York, USA.
http://www.metmuseum.org/toah/works-of-art/51.112.3

le Musee d'Orsay蔵のほうは、本ではなく、手袋と傘である

le Musee d'Orsay storehouse of painting, not in the present, is a glove and umbrella ...
比較できるページは
http://www.insecula.com/oeuvre/O0019936.html

アルルについて

http://homepage3.nifty.com/provence1994/ST-REMY.html
[ St.Remy-de-provence（サン・レミ・ド・プロヴァンス) ]
ゴッホの足跡をたどる
（プロヴァンス・フォトギャラリーさんのページ）

アルル・フィンセント・ファン・ゴッホ財団美術館
ゴッホの名前を冠していても、彼の作品は一つもない。

フランシス・ベーコンやセザールら現代の芸術家たちが
ゴッホへのオマージュ（思慕）として寄せた二百点以上を公開している。
アルル観光局
「アルルの跳ね橋」ヴァン・ゴッホ橋。
「夕方のカフェテラス」　フォーラム広場。ゴッホが写生したと思われる場所に模写が置かれています。
「黄色い家」ラマルティーヌ広場2番地に、「黄色い家」の舞台となったアトリエを借りています。
「夜のカフェ」ラマルティーヌ広場
「ローヌ川の星月夜」ローヌ河岸
「アルルの療養院の庭」ゴッホが耳を切り落としたときに治療を受けたところ

２０００年１月８日（土）〜２月１３日（日）
オマージュ　ファン　ゴッホ〔没後110年記念展〕
この美術展は三鷹まで見に行きました…

http://www.mitaka.jpn.org/gallery/project/gogh/


1888年２月からおよそ１５ケ月間アルルに滞在し、２００点以上の作品を描いた。
現在アルルにゴッホの作品は残っていないが、
訪れる観光客はそこここにゴッホの偏在する風景を見ることになる。


この案内文は少しのんきすぎるかな、と思った。
2000/02/13〔日〕に見たときの感想は、
1888年の2月から、自殺するまでに、
アルルであれほどの量の傑作を描いたというのに、
それがただの一枚もそのアルルに残っていないということには、
深刻な問題があるではないか、と。
1年後の2月27日、アルルの人80名以上の署名のある申請書で、
ゴッホを「市民生活に不適当なもの」として、獄房に監禁させた。

「病人一人にあれほどの人間が卑怯にも団結したと知ったとき、
眉間を割られるような気がした。こんな面倒なことを起こして、
苦しむくらいなら、死んだほうがましだった」
〔ゴッホの手紙　No.579)

この展覧の中に黒澤明の『夢』がないのが、ちょっと残念だった。
黒澤明がゴッホの絵の中にいる、あの映画は詩的だが、
ちょっとつらい映画だった。

小林秀雄のゴッホの手紙

WEB 検索

http://webexhibits.org/vangogh/Van Gogh's Letters

課題；
同じ絵が何枚もあるということについて

ゴッホって同じ絵を何枚も描いている。
弟のために手紙の中にスケッチを描き、
外光で描き
室内で、
・ゴーギャンなどと絵を交換するために描く
・家の装飾画にするために数（６あるいは１２）をそろえようとして描く
・勉強と慰めのための複写
・母と妹のために一番上出来な作品を縮小して描く

手紙を読むとこんな感じだ 。
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/gohhonokoto.htm

「ゴッホ展　孤高の画家の原風景」

来ていた作品は…

１．開かれた聖書のある静物
２．織機と織工
３．馬鈴薯を食べる人々
４．古靴
５．モンマルトルのムーラン･ド･ラ･ギャレット
６．三冊の小説
７．パリの小説
８．モンマルトルの菜園とムーラン･ド･ブリュット＝ファン
９．レインスブルフ近郊のチューリップ畑と風車
１０．レストランの内部
１１．石膏像のある静物
１２．グラジオラスと エゾギクを生けた花瓶
１３．芸術家としての自画像
１４．花魁(渓斎英泉による)
１５．アルル近郊の花畑
１６．種まく人
１７．夜のカフェテラス
１８．池に続く小道
１９．ミリエの肖像
２０．黄色い家
２１．子守女(ルーラン夫人の肖像)
２２．糸杉
２３．サン＝レミの療養院の庭
２４．ピエタ(ドラクロワの模写)
２５．犂と馬鍬（ミレーの模写）
２６．パンを焼く女
２７．悲しむ老人
２８．糸杉と星の見える道
２９．花咲くマロニエの木
３０．夕暮れの風景

WEB 検索

http://www5f.biglobe.ne.jp/~nvangogh/
ゴッホ紀行とアートの森： 野村篤さんのページ 著書
『蕭条（しょうじょう）の旅人〜画家ゴッホの記録』　日本図書刊行会　２００２年
『ゴッホ紀行〜星への軌跡』　求龍堂　１９９８年
大変すばらしい、ご著書。

http://www.vangogh3d.co.uk/ Vincent Van Gogh 3D by Peter Cclements

必見

http://www.vangoghgallery.com/

リンクチェックと New リンク(20150503)

https://www.artsy.net/artist/vincent-van-gogh