モスクの国へ
6/4 朝、
イスタンブール旧市街、スルタンアフメットのブルーモスク前のホテルに落ち着く。
ターキッシュエアラインズは関西空港夜21:55発
イスタンブール空港には翌日現地時間早朝5:00着
ホテルにはアーリーチェックイン(3泊)
アザーンもよく聞こえる近さでした‥
*アザーンとは
アザーン(アラビア語: أذان adhān)は、イスラム教における礼拝(サラート)への呼び掛けのこと。ユダヤ教のラッパ、キリスト教の鐘と同じような役割をしている...(wikipedia)
アザーン」とは?文言や流れる時間、回数など
*モスクとは
(wikipediaによれば)
アラビア語では、マスジド「ひざまずく場所」、モスクはマスジドが訛った語である。
「しばしばイスラーㇺ寺院と訳されるが、あくまで礼拝を行う場所をいう」。
イスラーム帝国がイベリア半島を占領していた時代、マスジドがスペイン語でメスキータ(mezquita) となり、それが英語ではさらに訛ってモスク(mosque) となった。
『イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国』 (中公新書)目次の地図
浅野 和生 (著) 中央公論新社 (2003/2/1)
前述のように、まったく準備不足のまま、ローマで見たコンスタンティヌスの娘の葡萄唐草の棺と関連のビザンティン美術を見に行くという感じであった。(⇒アレクサンダー大王ほかの棺は、国立考古学博物館)
土耳古・ロ―マン
20124年6月(記録篇)
土耳古 イスタンブール(⇒希臘 アテネ)
20240604
☆ブルーモスク
☆スルタンアフメト広場
お~~っつと、
ブルーモスク(スルタンアフメットモスク)への道で見たこの壁面の形であるが、
期待が高まる。
これは旅の一つのテーマ、トプカプ宮殿にあるチューリップの美術イメージを思い出すものであった。
(手足を清める(ウドゥ)ための水場だったのか、噴水か、)
アーチの中のこの形は、他でもお目にかかった・・
これぞイスラム美術(の形⁉)か・・・
ビザンティン美術も勉強不足でしたが、ブルーモスクについても、これ以外は不勉強。 オスマン建築の最も象徴的で人気のあるモニュメントの1つという事であるが(;^_^A
⇒以下
続く・・。
*https://www.karakusamon.com/tulip.html
トプカプ宮殿(第二ヤード)
2017年から長らく修繕工事で閉鎖されていたが、2023年4月に工事終了したという。しかしまだ、ペンシル型のミナレットなるものは工事中のようだ。
スルタンアフメット広場
(柵の意匠がチューリップ)
(しかもアーチも例の二色分け”アブラク”風に見える)
ブルーモスクAhmediye Cami
コトバンク
Sultan Ahmet Camii)
「内部の壁があざやかな青のタイルで埋めつくされていることからブルーモスクの愛称で親しまれている。」
*モスクはアラビア語で、ジャーミイ(جامع, jāmiʿ, 「集まり」(ジュムア جمعة も同源)の意)ともいう。 モスクの中で金曜日に
クルアーン アル・イスクラ
モスクに入って左手にある、HOLY QURAN、クルアーンの掲示:
アル・イクラス112章(スーラ)https://quran.com/al-ikhlas
これは、 (wikipedia)によれば「神の唯一性の宣言」として知られるものという。
「イスラムの伝統では、アル=イクラースの聴衆はユダヤ教徒、キリスト教徒、異教徒と様々に伝えられている。」
「この章はコーランの中でも特に重要かつ尊敬されている部分」だという・・
早速の、ジハード(異教徒教化)であるな・・っと。
Say, ˹O Prophet,˺ “He is Allah—One ˹and Indivisible˺
Allah—the Sustainer ˹needed by all˺.
He has never had offspring, nor was He born
.And there is none comparable to Him.”
言いなさい。「預言者よ、彼はアッラーであり、唯一にして分割不可能な存在である。
アッラーは、すべての人に必要とされる支え主です。
彼には子孫がいなかったし、生まれたこともなかった。
そして彼に匹敵するものは存在しない。」
内部で各国語のコーランの配布物置き場が有ったのだが、韓国語や中国語はあったが、日本語の物はなく、ここで、トルコは親日国であるといわれていることは、残念、眉唾というか、日本人の思い込みだろうと感じた。
*1890年のエルトゥールル号事件(wikipedia)が喧伝されている。
いただいてきたコーラン(英語版)
マラカリ オーナメントの紹介パネル
上記のコーランの掲示のところにあった、パネル4枚での修復工事の紹介(2023年完了)であるが、
なるほどこれが一番に見せたいものであった・・・!?
マラカリ細工は重要な装飾法であるようだが、
これについて言及しているものを見た覚えがないが、「忘れへんうちに」さんはさすがですね。 スレイマニエ・ジャーミーの頁にあり。https://hulule-hulule-voyage.blogspot.com/
そしてステンドグラスも青いタイルの壁面も詳しく。
*tr.wikipedia.によれば、「モスクの各階の低層階の内部は、イズニクで50 種類の異なるチューリップの模様から作られた2 万枚以上のタイルで装飾されています。下の階のタイルは伝統的なものですが、ギャラリーのタイルの模様は花、果物、檜などの派手で壮大なものです。」
(en.wikipedia)⇒イズニックタイルは後程まとめたいと思います。
そして、ペンシル型のミナレットに上部にある青い爪のようなものについて、ガイドさん教授で、それもブルーのタイルなのであると教えてくれています。着眼点が細かい。
Blue Mosque Istanbul Ceiling I Crop(wikipedia)
Malakari ornaments
「マラカリ細工(石膏の浅浮き彫り技法を用いた装飾)(オスマン帝国の技術で、壁の装飾)
オスマン帝国の建築において、壁または覆いの内面に漆喰で作られた低浮彫り技法による装飾。
一般的にはレリーフ部分は白く残し、背景を塗装するのが一般的。
マラカリという言葉はマラの仕事を意味します。
製作に鏝に似た道具を使用したことからこの名が付けられました。」
https://x.com/Meral_Akcay
the palmet rows made with malakari technique 「マラカリ技法で作られたパルメット列」という言葉に反応します。⇒後ほど唐草図鑑へ・
一番手前の目立つ位置にあるパネルであるが、CEILING OF MUEZZIN'S MAGPIE(ムエジンの場の天井)というタイトル・
Müezzin mahfili
MAHFILIはLocation 場所で、「
”ムエジン・マフフィリ”は、モスク内のミンバルの反対側にある特別な高台で、ムエジンがひざまずいてイマームの祈りに応えて詠唱する場所」というが、それとして撮ったものはなく、
WEBでも、 https://www.eskiistanbul.net/で見られるこの一葉のみで、
あとは見かけない。
*ムエジン(信者に祈り(アザーン)を呼びかけるための人)
*モスクの建築要素と特徴
トリップアドバイザーにはブルーモスクの写真は2万5千枚近くがあるようですが、その中にはこちらのようにwikipediaに採用されている写真も。(集合知!)
私メが撮ったものとしては、これであろうか‥?
私はしっかり「異教徒」であるが、一応、髪を隠し靴を脱いで身を慎み、中に入って、
4本の巨大な大理石製の円柱(象の円柱)の前にしばらく座っていた・・
ここでは靴入れシューズボックスがありました。
その後行ったトプカプ宮殿やドルマバフチェ宮殿では、靴の上に薄い青ビニールカバーを履かせられましたが、
絨毯保護の為という。
(靴を脱ぐ習慣の国の私メは、そういう実用だけでなく、聖なる場に土足で上がらない、礼儀ののためとも思いましたが)
One of the repeating carpet tiles inside the w:Sultan Ahmed Mosque.
これがカーペットの一つだそうだ(wikipedia)
信者が寄付するものだという。
私が見たときは赤いが何の模様もなかったようだ。
こちらチューリップ(2019年)
(Photo by tripadvisor.jp)
200 以上の色ガラス
ドーム見上げ。
この帯装飾はタイルでなく絵であるという
。
(クリックで超拡大します)
なんでも、クモ避け対策で、 「吊るしたダチョウの卵の、中身が腐って発されるニオイをクモや害虫が嫌って寄ってこないんだそうです」👀っと、こちらの 女郎蜘蛛@イスタンブルさんの紹介。
そういう効果がある?
フムフム・・と思ったのはシャンデリアの形・・
ちなみに「ターコイズブルー」とはトルコ石のブルー (a greenish-blue color).
トルコのブルーではなくて、 ターコイズturquoiseにはトルコという意味でもあるようだが。
ターコイズブルー(Turquoise blue) の色情報 #00B7CE
トルコ石とも呼ばれるターコイズは、明るい青緑色が特徴的な石。
イスラムのアーチに施される2色のレぺテーションというのが、ちょっとくわからない謎。
⇒後ほど。
中庭からみる「
6つのミナーレ(光塔)、大ドーム、4つの副ドーム、0の小ドーム」の一部
このシャンデリアがフムフム物件・・実は以前近所の店でごく小さいものを見かけ、友人が気に入って購入したのであった。来歴不明。
モスクの壁面などの装飾は、内部、外部ともに幾何学的な装飾が
施されるアラベスク(arabesque)が用いられる。草木などをそのモ
チーフにしつつ抽象化している。これが建物全体を覆うように反復
して用いられる。偶像の表現を行わないために発達した。
https://www.kenchikushikai.or.jp/