「と」という言葉


漢字・日本文化:


「と」

(外・門/戸・処・時)

「学んで時にこれを習う」・・なんですが、 「時に」を「つねに」とよむ説あり・・少々おさらいです

(白川静「字訓」より)

古語「と」


(古くは「と」、「うち」、「と」と対言。室町以後に「そと」という
[説文]外(ガイ)は夕と卜(ぼく)とに従う
ト(ぼく)は朝するもの夕にするのは時ならぬこと、すなわち外であるとするのであろう

門・戸

 [象形]

 もと 處=虎形のもの(神)が几(こしかけ)きに腰掛けている形⇒神霊のいるところを示す

とき と ところ は国語では、もと同じ語

「と」

・・特定の時を指示する語

「とき」

・・時の流れの中でのふさわしい時期・期間・季節・時代等かなり長い時間をまとめていう

「ときじ」

・・・1.時ならず、不断に 2.時期はずれ(時に限定されない)
(万葉 非時ときじく、不時

[説文]四時なり(四季の意)、古くは「時(こ)の」、時(ここ)指示的な語,のち時間をいう字となった
(じ)には持続の意があり、一定の時間・時期をいうのに用いる
 作物による一周年
季・委・年・・農耕儀礼で稲魂を象る禾(か)を被って舞う者の形

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