Italy Roman

Facade San Giovanni in Laterano 2006-09-07

建築

(20170228) 


建築

「世界遺産をもっと楽しむための西洋建築入門」(楽学ブックス)


(楽学ブックス) – 2013/11/9 鈴木 博之 (著) 

この本、JTBパブリッシングであったが、 著者は鈴木博之氏で、1945年、東京生まれ。建築史家。東京大学名誉教授、博物館明治村館長。芸術選奨文部大臣新人賞、サントリー学芸賞、日本建築学会賞(論文賞)、紫綬褒章など受章。
『図説年表西洋建築の様式』(彰国社)は読んだことがあった。 

目次
はじめに

ギリシア建築(紀元前9世紀頃から紀元前5世紀頃)  西洋建築はここから始まった:パルテノン神殿、(コンコルディサ神殿)、(エレクテイオン)


ローマ建築(紀元前6世紀頃から4世紀頃)  多様な建造物に寄って都市が生まれる:コロセウムパンテオン、(カラカラの浴場)、(ヴィラ・アドリアーナ


ビザンチン建築(395年のローマ帝国東西分裂から1453年の東ローマ帝国滅亡まで)ドームとモザイクが美しいキリスト教建築:アヤ・ソフィヤ、サン・ヴィターレ聖堂、(サンマルコ教会)、(聖ワシリー教会)


ロマネスク建築(9世紀末から12世紀頃)簡素で重厚、閉鎖的な印象を持つ教会様式:ピサ大聖堂・洗礼堂・鐘塔(斜塔)、(サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂)、(ダラム大聖堂)

ゴシック建築(12世紀から15世紀頃)忠誠を代表する、細く尖った教会建築:シャルトル大聖堂、サント・シャペル、ケルン大聖堂、(アミアン大聖堂)、(ブールジュ大聖堂)

ルネサンス建築(15世紀から16世紀頃)神から人への回帰で始まる古代ローマ建築の再興:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、シャンボールの城館)、(捨て子養育院)、(ヴィラ・ロトンダ @ヴィチェンツァ)

バロック建築(17世紀初頭から18世紀初頭)より豪華で、より劇的な空間を生み出す装飾的建築:サン・ピエトロ大聖堂、ヴュルツブルク司教館、(ブレナム宮殿(英))

古典主義建築(17世紀から20世紀初頭)ギリシア、ローマに発するオーダーの新展開:ヴェルサイユ宮殿、冬宮(エルミタージュ)、(サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂)、(ヴィースの巡礼教会(独)) 、ロイヤル・クレセント
19世紀建築 鉄やガラスを使い、多様な建築様式をリヴァイヴァルする:ウエストミンスター宮殿、サグラダ・ファミリア 、(グエル邸)
モダニズムの建築(20世紀)機会が生み出した新しい美学を持つ建築様式:シュレーダー邸(オランダ)、トゥーゲントハット邸(チェコ) 、(デッサウのバウハウス校舎)

イタリア関係では、ローマの
コロセウムパンテオン
サン・ピエトロ大聖堂
(カラカラの浴場)
(サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂)
(フォロ・ロマヌム)
(コンスタンティヌスの凱旋門)
(サンタ・マリア・マッジョーレ教会)

フィレンツェの
サンタ・マリア・デル・フィオーレ
(捨て子養育院)

ピサの
ピサ大聖堂、洗礼堂、鐘塔

サン・ヴィターレ聖堂

ヴェネツィアの
(サン・マルコ教会)
(ヴィラ・ロトンダ)

読みながらつけた付箋を見ると、
1.ロンバルディア様式(イタリア最初のロマネスク)(ミラノ起源)
サン・タンブロージョ教会
ロンバルディア帯、 2匹のライオン円柱
影響力が大きかった

2.フィレンツェ様式(ロマネスク
サン・ミニアート・アル・モンテ教会(1018起工)ルネサンス建築かと見まごうほど、半円アーチ・円柱・ペディメントを巧みに使用している

3.プーリア式ロマネスク(バシリカ式、長方形)
撫肩のファサード、中心に丸いバラ窓
空間言語=「入れ物」の作り方はもう決まっていて、プロポーションや細部、光の源を少し変えるだけで、驚くべき可視的効果を

ゴシック
サンタ・クローチェ教会(フィレンツェ)
パラッゾ・ヴェッキオ
イタリアのゴシックは高さではなく、むしろ内部・外部をひたすら装飾する。 「塔ではなく、人物像、装飾柱」

「イタリア 建築の精神史」


山川出版社「世界歴史の旅 イタリア―建築の精神史– 2009/8 池上 俊一 (著), 大村 次郷 (写真)

内容紹介
端正な海辺のロマネスク協会←教会(amazon?のミス)、マニエリスムを追及した郊外のヴィッラ、脈動と幻惑のバロック都市…。初期キリスト教建築からバロックまで、イタリア建築としての共通性と地域ごとの特性を見届けながら、それらをもたらした歴史について、思索を凝らす。
内容(「BOOK」データベースより)
あらゆる時代の代表的建築をその国土に擁しているイタリア。しかも様式の諸段階を貫いて、豊かな地域的特性を維持しているのが大きな魅力だ。初期キリスト教建築からバロックまで、イタリア建築としての共通性と地域ごとの特性を見届けながら、それらをもたらした歴史について、思索を凝らしてみよう。「美しき国」Bel Paeseと呼ばれるイタリアは、自然や都市の景観にマッチした美しい建築に満ち満ちている。

【目次】
第1章 円かなる黙考―初期キリスト教建築
第2章 海辺の白い貴婦人―プーリア式ロマネスク
第3章 壁面のリズム進行―ピサ式ロマネスク
第4章 花咲くファサード―イタリア・ゴシックの真骨頂
第5章 調和と比例―アルベルティのルネサンス
第6章 ヴィッラの快楽―マニエリスト、パッラディオ
第7章 黄金のスペイン残映―バロック都市レッチェ
第8章 脈動と幻惑―王都トリノのバロック
おわりに―様式から意匠へ

池上俊一 氏著で写真が大村次郷氏なので、信頼の一冊。建築という芸術は、それが立っているもともとの「場所」でのみ美的価値があり、身体的な体験が、建築の鑑賞には必要で、「建築の意味も美も、観察者の積極的関与なしには、全くありえないのだ」(はじめに)という。また「イタリアには純粋なロマネスク建築も、純粋なゴシック建築もないのではないか」 

 

13世紀は「封建的特権を振りかざしてきた、マニューティ(豪族)に対し、ポポロ(平民)勢力が、姿勢の実験を握る時期でもあった。」(p73)

ポポロ広場のポポロが平民という意味であるとは、失念していた。
下はマリオ・プラーツの「ローマ百景」p177の下、ポポロ広場の山羊使いの写真(1890年頃)というので、ゲーテが旅したのはこの写真の100年前だったといったら、もっとこんなだったんだと。

ローマについては
「第1章 円かなる黙考―初期キリスト教建築」にあり、
人類にとって原型的な「円」を宿した円形、ないし集中式の建築:パンテオン(ローマ皇帝ハドリアヌス(在位117~138)によってパラティーノの丘に建てられた)
ラヴェンナのサン・ヴィターレ教会(ビザンツ帝国においては、ヘレニズムの遺産が、西方世界とは比べ物にならないほど色濃く受け継がれた)八角形の集中式教会
「初期キリスト教建築を歩く」(p19)に、ラテラノ聖堂(432~440)、サンタ・コスタンツア教会(霊廟)

フィレンツェについては、
「第5章 調和と比例―アルベルティのルネサンス」で、「ブルネッレスキやアルベルテイ(ルチェッライ邸館、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会)という建築家が古代のモチーフと理論を復興させ、手旺盛された美しい比例・近世を何より重んずる完成を広めていった。」(p88)
「ゴシックを否定したルネサンス」(13世紀)
ルネサンスの建築家ブルネッレスキ(1377~1446)

「第6章 ヴィッラの快楽―マニエリスト、パッラディオ」であるが、
15世紀末から16世紀に入り、「ルネサンス的な調和と比例の余りの徹底ぶりに、閉塞感を感じた人たちが、歪み・スラし・機を得を駆使し、意図的不調和の「遊び」をしだすのがこの時代であった。(」p104)

第8章 脈動と幻惑―王都トリノのバロック」だが、「ローマこそ全てのバロック建築の偉大なる淵源」(p143)ベルニーニやボッロミーニの影響に由る、

図説 ローマ―「永遠の都」都市と建築の2000年 (ふくろうの本)


– 2001/1 河辺 泰宏 著

内容(「BOOK」データベースより)
古代ローマ帝国の遺産を受けつぎ、ルネサンスを経て、バロック様式を開花させた世界都市・ローマ。ヨーロッパ文明の淵源に迫る2000年の旅。不滅の「ローマ・スタイル」―斬新な視点による、ローマ入門。

全国学校図書館協議会選定図書

σ(^_^) 私p29のクイリナーレの丘からトラヤヌス亭の記念円柱までの図で、高低差を初めて体感した (図は、コアレッリ)

「コンクリートの発見がアーチやヴォールトの発達を促し、ローマ建築に内部空間の発展を約束したことは、地中海建築の歴史における画期的なことであった」(p34)

コンスタンティヌスの凱旋門(315):オーダーとアーチ、二つのデザインの融合、装飾的な円柱とアーチのプロポーションが見事

これは後ほど、もう一度ゆっくりみたい。(20170228)

ローマン・コンクリートの巨大建造物



パンテオン(Pantheon)は万神殿 ローマン・コンクリート建築として有名

ローマン・コンクリート(ラテン語: Opus caementicium オプス・カエメンティキウム, 英: Roman concrete)ローマ帝国の時代に使用された建築材料。セメントおよびポッツオーリ(イタリア・ナポリの北にある町)の塵と呼ばれる火山灰を主成分とした。強度が数千年間?

ローマン・コンクリートを用いることで実現した巨大建造物
フラウィウス円形闘技場(コロッセオ)
カラカラ浴場
マクセンティウスのバシリカ
トラヤヌスの市場
ローマ水道の水道橋や導水渠、分水施設(カステルム・アクアエ)
アウレリアヌス城壁(ローマ市街地を取り囲む防御壁)

(続く 20170228)

一人旅

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